このすば

アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」




あらすじ(ネタバレなし)

しょうもない理由で死んでしまった16歳の佐藤和真。彼は天界で女神アクアに「異世界に行って魔王を倒さないか。」と持ちかけられる。異世界には何か1つだけ好きな物を持っていけるのだが、和真はアクアの罵詈雑言に我慢がならず、「アクアを連れて行く。」と言ってしまう。そして、和真とアクアの異世界での冒険者としての生活が始まる。

感想(ネタバレなし)

愛すべきポンコツ美少女アニメである。

主人公和真の周りに美少女たちが集まり、共に冒険をしていく。異世界ファンタジーの王道かと思いきや、とんでもないおバカコメディーでした(褒め言葉)。こういったアニメは美少女のキャラに頼るところが多いのですが、和真の周りに集まってきた美少女たちはどれもポンコツ。正にポンコツ美少女に焦点を絞った、ポンコツ美少女アニメである。

女神アクアはドジでバカ。どうしようもない技を覚えて、どうしようもない使い方しかできず、お金に汚く文句ばかり言っています。アークプリーストという、とんでもないステータスを持っている職業なのにポンコツ。

魔法使いめぐみんは、「魔法は火力。」だと思っている頭のおかしい子(弾幕はパワーだぜ)。最強魔法である爆裂魔法を使いこなすが、他の魔法は一切使えない。更に、爆裂魔法は魔力の消費が激しく、1日に1回しか使えないうえに本人は動けなくなってしまう。アークウィザードという、莫大な魔力を持つ職業なのにポンコツ。

騎士のダクネスはドM。いついかなるときも自分が辱められることを想像して体をくねらせる変態。しかも攻撃は、たとえ相手が止まっていても当たらない。防御力最強のクルセイダーというポンコツ。

ということで、ポンコツ美少女好きのためのポンコツ美少女アニメである。

ストーリーというようなストーリーはほとんどなく、駆け出し冒険者の街でバカやったり肉体労働やったりするような内容。途中ほとんど説明もなく新キャラが登場したり、「全然ストーリーつながってなくてわからないんですけど!」ってなったりもしましたが、全然問題ありませんでした。そう、ストーリーなんてなかったのだから!

コメディーとしはユルユルとした笑いを提供してくれます。ときどき思い出したように真面目なストーリーを挟んできたりもしますが、全体のユルさは全く覆らず、やっぱりユルユルとしたコメディーが続きます。

ということで、美少女系異世界ファンタジーアニメと見せかけて、実はポンコツ美少女アニメでした。尚、めぐみんが一番かわいいに決まっています。

感想(ネタバレあり)

ここから先は、物語の核心に触れる記述があります。まだこのアニメを見ていない方はご注意ください。


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ということでめぐみんです。そう!頭のおかしい爆裂娘のめぐみんです!中二病全開のめぐみんです!

私もRPGをプレイする時は基本的に火力重視なので、めぐみんの気持ちが非常によくわかります。そう!魔法はパワーですよ!弾幕はパワーだよ!
毎日毎日、城に爆裂魔法を撃ちに行くめぐみん。爆裂魔法を撃った後に恍惚の表情でへたり込むめぐみん。めぐみんのポンコツさはたまりません。めぐみんあってのこのすば!

でも、一番面白かったのはダクネスだと思います。あの変態ドM加減には何度も笑わされました。どんなピンチになっても、「ゾクゾクするなぁ。」と恍惚の表情を見せる姿は正に変態!それなのに、和真とお風呂で一緒になった時はあんなに恥ずかしがって可愛くなってしまったり、街や仲間がピンチの場面では一歩も引かない真面目さを持ってたりもして、実にギャップ萌えでした。

アクアのことはいいです。尻でも出していてください。

さて、いつもならばここからストーリーのことやキャラクターの心情のことを長々と書いていくところではあるのですが、今回はそんなものはありません!ストーリーもなければキャラクターの心情なんて全然描かれてませんから。
唯一、和真が異世界で死んでしまった時に、「ああ、実は俺はあの世界が結構気に入ってたんだ。」って言っていたシーンでしょうか。アクアの方も天界の決まりを破って和真を強引に生き返らせたり、めぐみんやダクネスは生き返った和真を見て涙したり、実はこのパーティーは結構良いパーティーなのかもしれません。全員ポンコツですが!

今回の感想は非常に短いですが、これくらいにしておこうと思います。書くことは少ないですが、私はこのすば結構好きでした。序盤、異世界に着いて「これから冒険していこう!」ってなっていたのに、毎日肉体労働でお金を稼ぎながら馬小屋で寝ていく展開なんて、凄くリアリティーがあって笑えました。異世界なのにリアリティーっておかしいですが・・。こういった感じのユルいギャグが、最初から最後まで一貫して続いていたのが良かったと思います。第2期制作決定ということで、さらに頭のおかしくなっためぐみんをユルく待っていようかと思います。

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ぺんぎん

ぺんぎん の紹介

物語をこよなく愛する一般人。 物語ならば、映画、小説、アニメ、ゲーム、マンガなどなど、形態は問いません。ジャンルや作者に縛られない濫読派。
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