蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC

映画「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC」 岸誠二

あらすじ(ネタバレなし)

西暦2039年、温暖化の影響で多くの陸地を失った人類。そして、第2次世界大戦時の軍艦を模した正体不明の艦隊「霧の艦隊」の襲撃。人類の科学技術を遥かに凌駕する霧の艦隊により、人類は海上を追われ、長距離通信の手段を絶たれた。人類が明確な打開策を打てない中、士官候補生の千早群像は仲間と共に、霧の艦隊から離脱した潜水艦・イ401に乗り込み出航する。
霧の艦隊の一部の艦には、「メンタルモデル」と言われる人型のシステムがついていて、対話形式で命令の伝達ができる。初めはただ命令を伝達するだけのシステムであったイ401のメンタルモデル・イオナは、次第に「意志」や「生きる意味」や「未来」について考えていくことになる。

感想(ネタバレなし)

久しぶりにしょうもない映画を見てしまったと思ったのですが、この映画、2部構成のうちの第1部だったんですね(´・ω・`)

前半はテレビアニメの総集編でした。正直、「このまま総集編で終わってしまったらどうしよう・・・。」と思いながら見ていたのですが、それは杞憂と言うものでした。後半は完全新作になっていて、テレビシリーズのその後のお話が語られます。が、「新キャラも登場してこれから盛り上がっていくぜ!」っていうところで映画は終了!!「なんだよそれ!!!」って思って先ほどググってみたら、実は2部構成でしたっていうことが分かったという次第でございます。

正直、わざわざ映画にするような内容ではなかったと思います。私はレンタルでお家で鑑賞したのですが、映画館に見に行っていたらきっとプンスカだったと思います。少なくとも1800円出して見る内容ではないと思いました。ただ、戦闘シーンは相変わらずの緊迫感で、迫力もありました。未来兵器を使った派手な撃ち合いだけでなく、予想外の戦略を使った頭脳戦的な戦闘の流れは、テレビシリーズ同様非常に面白かったです。これを映画館の大スクリーンで見て、大きな音で聞けたらきっとすごい迫力だっただろうなと思います。
そういう意味で、毎月1日の映画が安く見られる日とかに見に行っていたら、きっと満足できたと思います。(細かい)

前半の総集編ですが、こちらは完全にテレビアニメを見た人用です。何の知識もなしに見に行ったら、きっとチンプンカンプンだと思います。一度シリーズを見た人が、「ああ、あのシーンは良かったよね!」って思いながら振り返る内容です。「ああ!まだクマになってないキリシマだ!」とか思ったり、タカオが涙声で「これじゃ、私の入り込む隙間なんてどこにもないじゃない。」って言うシーンで泣いたり、コンゴウの「私はお前が嫌いだ。」のセリフにゾクゾクしたりできるのです。迫力の戦闘シーンも、涙した感動シーンも、しっかりと網羅されています。網羅されている分、カットが断片的すぎて、初心者お断りな感じがしたということです。

後半新作は面白かったです。いや、正確には「面白くなってきたところで終わってしまった。」です。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の劇場版では、「総集編+おまけ」っていう作りで非常にガッカリした記憶があるのですが、蒼き鋼のアルペジオではそんな姑息な手段は使われていません。しっかりと新作で、しっかりと続編です。第2部が楽しみです。
総集編だけで映画をやってしまうと、「総集編は見なくていいから、新作の方だけ見に行こう。」という人がいるので、「総集編に新作の導入部も入れちゃえ!」っていうマーケティング戦略なのでしょうが、大変ウザいです。テレビアニメが凄く良かった分、いらんところで印象悪くした感じがあります。

とは言え、続きは大変期待できそうな感じなので(マーケティング戦略にハマってる!)、第2部の「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza」を楽しみにしておこうと思います。レンタル開始は2016年3月25日だそうです。

次こそきっと、\カーニバルダヨ/

感想(ネタバレあり)

ここから先は、物語の核心に触れる記述があります。まだこの映画を見ていない方はご注意ください。


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私は断然コンゴウ派です!!(聞いてない)
孤高で美しく見えたコンゴウ姉様が、実は孤独と寂しさを抱えて震えていたんて、ゾクゾクします!!!(??)
そのコンゴウが!!新作では出番があるのですか???新作パートに入ってから、コンゴウ姉様の出番がサッパリないじゃないですか!!!これは由々しき事態ですよ!!ま、まだ導入だから。盛り上がってきたらきっと!!きっと登場しますとも!!

新キャラが続々登場したところで幕引きになるなんて、「対魔導学園35試験小隊」の悪夢の再来かと思いました。(対魔導学園35試験小隊の感想はこちら
アルペジオの方は取り敢えず続きがあるので安心しました。

新作の導入部の内容についてはアレです、大したボリュームではありません。ただ、ちょっと2,3言で説明できるほどの内容でもありません。だから、第1部を見ずに第2部を見るわけにはいきません。大変腹立たしいです。タカオのサービスショットが素晴らしくなければ、本当におこだったと思います。
このタカオとヒュウガのシーンは大好きで、(主にタカオの水着姿が好きなのですが、)絶妙な漫才が素晴らしかったと思います。いわゆる仲が悪いけど絶妙なコンビというやつで、定番とも言えるこのタイプのコンビは大好きです。次作で活躍すると思うので、期待しています。

コンビといえば、ハルナ・キリシマ(+刑部蒔絵)コンビ(トリオ?)も相変わらず可愛らしかったです。地下に潜るということで、こちらも次作での活躍が期待されます。
蒼き鋼のアルペジオ映画
「Don’t seek us!」は「私たちを探すな!」、「Buon appetito!(ブオナペティート!)」はイタリア語で「いただきます!」って意味です。

今回メインの戦闘シーンは、対ヒエイ戦です。なぜか生徒会長と名乗るヒエイ(メガネパッツン)と、相変わらずの緊迫感あふれる戦闘を繰り広げます。まあアレです、映画のメインパートってやつです。この映画の唯一のウリってやつでしょう。今回も未来兵器のド派手な戦闘ですし、「なんじゃそりゃ?」っていう未確認現象も起こって、相変わらずのカオスっぷりです。動きもスピード感も申し分なしの戦闘シーンです。

しかし、アクションシーンや戦闘シーンにあまり重きを置かない私ですので、戦闘シーンの感想は適当です。
戦闘が終わると、衝撃の展開に移るわけです。地球上のすべての通信が乗っ取られ、霧の艦隊から人類に向けてメッセージが送られます。そして、新キャラである生徒会の面々が登場し、大ボス的存在の戦艦・ムサシ(くぎゅう)が現れます。さらに!なんとムサシの隣には千早群像の父親・千早翔像が立っているのです。
千早翔像が言います。「これは人類への、降伏勧告である。」

なんと!ここで終わってしまうんですよ!!信じられない!!これから始まるっていうところで終わってしまうんですよ!!おこだよ!!くぎゅううううううううううううううう!!!!!!!

ということで、次回\カーニバルダヨ/を期待しています。(おわり)

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ぺんぎん

ぺんぎん の紹介

物語をこよなく愛する一般人。 物語ならば、映画、小説、アニメ、ゲーム、マンガなどなど、形態は問いません。ジャンルや作者に縛られない濫読派。
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映画「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- DC」 岸誠二 への1件のフィードバック

  1. ヲタク殲滅部隊「BKW」 のコメント:

    「Buon Appetito!」、「いただきます!」じゃなくて、「BON
    Appetit! 」、「召し上がれ!」の間違いだろ、知ったかヲタク。ビデオちゃんと観てれば間違えるわけないだろ。二次元美少女しか見てないだろ、ロリコン変態短小包茎童貞チビデブ醜男ヲタクがwww
    だいたい、逃走した後の現場で「いただきます」は出来ないだろ。
    これは「ブービートラップ」だ。下手に触れば「ドカンッ」になるから手出しが出来ず。爆発物処理班呼んで解体しようとしても時間がかかる。三人組は逃走したと見せかけ、建物の中に潜伏し、敵の隙を見つけ、逃走経路と時間の確保するのがセオリーだ。馬鹿ヲタク少しはラノベみたいなくだらない紙屑じゃなくてまともな小説を読めよ。あッ、漢字の勉強もしろよ、馬鹿なんだからwww

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