ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編

アニメ「ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編」




あらすじ(ネタバレなし)

やまぶき高校の近くにあるひだまり荘。そこは、やまぶき高校美術科の変わり者が住むということで有名なアパートだった。
そのひだまり荘に住む人達の交流を描いた、日常系ゆるギャグアニメ「ひだまりスケッチ」の特別編。
3年生の紗英とヒロの受験と卒業を描いた感動作。

感想(ネタバレなし)

こんなの泣くに決まってるじゃん!いい加減にしろ!

ひだまりスケッチの魅力は、かわいいキャラクターとゆるい感じのギャグでグイグイ推してくると見せかけて、ときどき心に染みるようなセリフを挟んでくるところにあると思ってます。
本編の方でも、心に残っているセリフがいくつかあります。どんなにゆるい雰囲気を出そうとも、やはり夢に向かって頑張っている女の子たちのお話なので、そういったセリフもあるということでしょう。ただし、ほとんどがそのあとのギャグで台無しになるのですが・・・。作者が伝えたい事はちゃんと盛り込むけど、しっかりとギャグ系エンターテインメントに徹っしていて、好感が持てます。

さて、そんなアニメの卒業編というわけなので、こんなの感動しないわけがありません。しっかりとギャグを盛り込んでいますが、こんなの感動しないわけがありません!
受験というひとつの目標をテーマにすることで、女の子たちの頑張りが描かれていることはもちろんなのですが、今回はひだまり荘の人たちの心のつながりと、お互いを思いやる優しさが多く描かれていました。
心のつながりの強さと、卒業という別れ。こんなの泣くに決まってる!

それと、吉野屋先生・・・・・。松来未祐さんなんで亡くなってしまったの。
まだ38歳でしょ?これからもたくさん活躍して、あのスットボケた演技を見せてくれると思ってたのに。こんな理不尽が許されるのかと怒りすら覚えるレベルです。でも誰に怒ればいいのか分からなくて、やり場のない虚しさすら感じます。
でも吉野屋先生の中にちゃんと生きていました。ちゃんと松来未祐さんでした。

感想(ネタバレあり)

ここから先は、物語の核心に触れる記述があります。まだこのアニメを見ていない方はご注意ください。


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受験編で既に泣いてました。
受験に向かってずっとひたむきに努力をしてきた紗英とヒロ。その姿をずっと見守って応援してきた後輩たち。
毎日交代で先輩のためにお弁当を作ったり、合格発表にみんなで一緒になってドキドキしたり、優しさと絆を感じるシーンがてんこ盛りでした。
ヒロの合格通知が来た時は、見ているこっちも一緒になって大喜びしたものです。そして泣きました。

ゆのの「受験ってなんだろう。」の問いに対する宮子の「今の自分のためのものかなぁ。今の自分と、未来の今の自分のため。」っていうセリフは、今回一番グッときたセリフです。宮子は足の爪を切ってたけど。
頑張ってる時とかってそればっかりしか見えていなくて、何のためにやっているのかって結構見失ったりしちゃいがちですが、これからは辛くなったらこのセリフを思いだしなが頑張ろうと思っています。そして、過去に頑張ってくれた自分にしっかりと感謝をしておこうと思います。

宮子はひだまりスケッチの中でも私が一番好きなキャラクターです。普段どうしようないことばっかりやっている(言っている)のに、ちゃんといろいろ考えているし、広い視野を持っていろいろなことを見ているのです。本人はそれを自覚していませんし、とても大事なことを言っていても、大事なことを言った自覚をしていません。いわゆる天才肌です(?)。
ギャップ萌えといえばギャップ萌えですが、仮にどうしようもない言動がなかったとしても、宮子のことは好きになっていたと思います。ひだまりスケッチの中で心に残っているセリフは、ほとんどが宮子のセリフだったりします。

さて、卒業編では更に泣きました。
学園ものは卒業というイベントがあるから卑怯です。強制的なみなさんお別れイベントですから。しかもその別れは終わりではなく、新たなスタートにもなります。感動しないわけがないのです。
だからたくさん泣いたのは仕方のないことです。私のせいではありません。

お別れのイベント回なのに、紗英とヒロが初めて出会った時のエピソードを挟んだのは良かったですね。出会って、共に過ごして、そしてお別れ。時間の関係で今回は「共に過ごして」の部分が描かれていませんでしたが、出会いのシーンを入れることによって、見ている側に本編とかを思い出させながら、この部分を補完していたように思います。
3年間がギュッと圧縮されてお届けされた感じがしました。

卒業式の演出も良かったですね。「さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~」をBGMにし、校長の祝辞をギリギリ聞こえるくらいの大きさで入れて、学校の様々な場所を映し出していく。
誰もいない廊下、階段、桜の花、黒板に書かれた「先生ありがとうございました」の文字。そして卒業生が退場していく。とても感動的なシーンでした。
ゆのの手をずっと握っててくれる宮子のカットも、凄く心に響きました。

あと夏目ね!私はこのツンデレっ娘が大好きだったのですが、卒業式で沙英に抱きついて泣くシーンはもうあれはあれでした。ごちそうさまでした。

こういったシーンが入ると、どうしてもユリとしてのワッショイ勢が出てくるのですが、私としてはちゃんと友情としてのつながりを感じたいです。この辺りのことは「ユリ」の定義の違いとして友人に熱く語られたことがあって、納得もしているのですが、友情モノ大好き勢としては友情パワーを大事にしたいと思っています。

細かいシーンは全然書いていませんが、ひだまり荘の友情パワーが最大限に感じられる作品でした。「友情パワー」と書いてしまうとちょっと安っぽくなってしまいますが、泣ける友情シーンがたくさん入っていました。ギャグにしっかりと笑って、友情にジンと感動して、別れにワンワン泣いて、わずか50分の作品とは思えない、想いのギュッと詰まった作品でした。

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ぺんぎん

ぺんぎん の紹介

物語をこよなく愛するフリーライター。 物語ならば、映画、小説、アニメ、ゲーム、マンガなどなど、形態は問いません。ジャンルや作者に縛られない乱読派。
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