ダイ・ハード/ラスト・デイ

映画「ダイ・ハード/ラスト・デイ」 ジョン・ムーア

あらすじ(ネタバレなし)

言わずと知れた、あのダイハードシリーズの5作目。

ニューヨーク市警察のジョン・マクレーンは、音信不通だった息子・ジャックが、モスクワで拘束されたことを知る。
ジョンは、ジャックが出廷する裁判所へ行くが、政治犯・コマロフを狙う勢力によって裁判所は爆破される。ジョンはコマロフを連れ逃走し、武装集団がジョンとコマロフを追い、事情を知らないジョンがそれらを追う。そこからジョンは、巨大な陰謀に巻き込まれていく。

感想(ネタバレなし)

それでは今回も言っておきましょう。皆さんご一緒に。
「ナイスハゲ!」

アクションの派手さはご期待通り。ストーリーの空っぽさもご期待通り!観客の期待を裏切らない、王道アクションエンターテインメントです。
あってもなくてもいいような、オマケ程度の親子ハートウォーミングストーリー。「これがなきゃダイハードとは言えないでしょう」というドンパチ。そして完全に予測可能などんでん返し。80年代、90年代を未だに踏襲するクラシックさが堪らなかったですね!

とは言え時代は変わり、ひとつひとつのシーンは洗練されていました。CGとかも、昔と比べてずっと見られるようになりましたね!
あんまり詳しくないのですが、かなり実写で気合を入れて撮ったのだと思います。だからCGとか満載とかでもないし、違和感なく見られたのだと思います。かつては、「エアフォース・ワンの悲劇」もありましたし、ダイハードのようなクラシックスタイルのアクション映画にCGというと、どうしても緊張してしまいます。その辺の手抜かりはなかったと思います。

いろいろツッコミ所満載でしたが、むしろみんなでツッコミながら見るのがダイハードシリーズの醍醐味だと思っているので、大変満足です。
ブルース・ウィリスも相変わらずブルース・ウィリス(ハゲ)でしたし。
ポップコーンとビールを用意して、みんなでワイワイ言いながら見たら最高だと思います!

感想(ネタバレあり)

ここから先は、物語の核心に触れる記述があります。まだこの映画を見ていない方はご注意ください。


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ストーリーが空っぽなので、ネタバレの感想と言うほど書くことはないのですが、一通りツッコんでおきたいです!

息子いたのか・・・。4作目の「ダイ・ハード4.0」でジョンの娘が出てきた時に、「あー、いたなー、娘。」と思ったのですが、今回息子が出てきたときは、「息子いたのかよ!」と思いました。なんだろう、息子の印象が薄かったのですかね。まぁ、娘の方もどこで出てきたか全然覚えてないんですけど。ダイ・ハード1作目は1988年公開だそうです。そりゃ忘れもします。私のせいではありません。

4作目といい今作といい、親父のことは大嫌いだけど心の奥では実は尊敬してたんだぜ的なやつ。そして共に苦難を乗り越えることによって、絆を深めるんだぜ的な、安直かつ陳腐なテーマでした。なんだろう、こんなヘッポコなテーマだと、他の映画を見てる時は「なんだこのクソ映画」って思うのに、ダイ・ハードを見てる時は「それな!」って思う。最初っから頭を空っぽにして見る映画として認識されてる強みというか、役得というか、そんなメリット(?)を最大限に活かせていたと思います。

さて、今回は大きく分けて4つの勢力が出てきましたね。CIA、コマロフ、コマロフを捕らえようとするチャガーリン、そしてジョン。黒幕コマロフは最後の方まで全然本性を現しませんでしたが、わりと序盤でこいつが黒幕感出てましたね。完全に予測可能なストーリー展開。
まあそれは良いのですが、CIAとコマロフの作戦は、いくらなんでも雑すぎませんか?結構ストーリーの核となる部分だと思うんですが、雑すぎませんか?

CIAは「3年をかけて作戦を練った。」とか、「6分遅れたから作戦は中止。」とか言っていて、綿密な作戦行動だということを臭わせていますが、そもそもジャックはどうやってコマロフを連れて裁判所から出ようとしていたのでしょう。今回はチャガーリン勢力が爆破を敢行したから逃げ出せたものを、どうするつもりだったのでしょう。3年も前からこの襲撃を予測していたのでしょうか。
プランBで逃げ込んだ隠れ家は既に敵に割れてるし、その後のバックアップは全然無いし、無人偵察機まで導入した作戦がこの体たらくでは、CIAの名折れというものなのではないのでしょうか。

続いてコマロフです。ジョンが現れたから作戦に6分の遅延が起きて、結果的にロシアを脱出できなくなりました。でもこれ、ジョンが現れなかったらロシアを脱出してたわけじゃないですか。そしたら濃縮ウラン取りに行けないよ?こんな穴だらけのプランを作戦と呼んでいいの?

証拠のファイルがあって、裁判で証言するつもりだとチャガーリンに伝えれば、確かにチャガーリンは自分を狙ってくる。そしてアメリカも外交カードとして使えるそのファイルを、黙って見過ごしはしないだろう。きっとそこで隙が生まれる!程度の考えだっとしか思えません。偶然を頼りにしたこんな作戦を立てるような人間が、今まであれだけの悪事を働いて無事だったとは思えない。もしくは、それがロシアという国なのか。

と、ツッコんではいますが、だから映画がクソかというとそういうわけではありませんよ!いや、むしろ(良い意味で)クソ映画だから好きです。
願わくば、一緒にツッコんでくれる人たちとワイワイ見たかったです。

さて、アクションですが、冒頭のカーチェイスから凄かったです!ド派手!ド派手!超ド派手!
装甲車がガッシャンガッシャン街を壊しながらチェイスします。
ジョンの車が橋から飛び降りて、いろんな車の上を乗り越えて道路に着地するシーン、あれどうやって撮ったんですかね。「いやいやそれは無理だよ!!」って、すっごい笑いながら見てましたが、あの無理さがダイ・ハードっぽくて良いです。

それは無理だよ!なシーンはいっぱいありましたが、「いやいや今のは死んだよ!」っていうシーンもいっぱいありましたね。主に高いところから落ちるシーン。あれ絶対死んでますよ。
特に戦闘ヘリに襲撃されるシーン。あんなの生きてるわけがない!あんなデカイ弾撃ち込まれたんだよ?あんな高いところから落ちたんだよ?ボルトみたいなやつ刺さって終わりってことはないのでは?

ヘリコプターで思い出しましたが、強引にチェルノブイリの話をぶっ込んできましたね。チェルノブイリ出せば、これに絡んだ悪党が死んでも良心は痛まないだろうという安直発想!いかにもアメリカ的!ヘリの尾翼のプロペラにミンチにされても、「わはは」と笑って済ませられる酷さ!

もう一度言いますが、散々ツッコんでますが、私はこの映画好きですよ?

最後にもうひとつだけツッコんでおきましょう。コマロフの娘、イリーナのセリフです。

「放射能を中和するガスよ!」

なんでやねん!!

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ぺんぎん

ぺんぎん の紹介

物語をこよなく愛するフリーライター。 物語ならば、映画、小説、アニメ、ゲーム、マンガなどなど、形態は問いません。ジャンルや作者に縛られない乱読派。
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